×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

トップページエリザベートの記憶2004年 梅コマ

 

2004年 梅コマ

12月9日マチネ 梅田コマ劇場

    【大阪への道】
     10月初旬、梅コマ行きを決意した私は、ついでに大阪に住んでいる中高時代の友人に会ってこようと思い、「12月に梅コマに劇見に行くんだけど会える?」とメールしたところ、「それってエリザベート?私も行きたい〜」となり、思いがけず一緒に行くことに……
     友人は宝塚版エリザを見に行ったことがあり、エリザベートのストーリーも音楽もよく知っている!対照的に、私は『エリザベート』の日本初演が宝塚雪組であることも知らなければ、そもそもミュージカルであることすら知らず^^;
     これはさすがにマズイだろう……とりあえずストーリーは把握しておこうと思い立ち、ネットや本屋を徘徊。幸いなことに、小学生の時に「ベルばら」にはまって以来、フランス革命を中心としたヨーロッパ史に興味があり、その頃から大人顔負けの関連文献を読みあさっていたので、家系図も歴史的背景もばっちり(^^)v
     次に、2000年・2001年の東宝版エリザベートの感想を検索。大抵の評価は「歌の山口、演技の内野。」 小さい頃からピアノを習い、絶対音感に近い(?)ものは持っている私は、音楽が下手な男性は苦手…どんなに♥な男性でも音程の狂った歌を歌われた日には(-"-メ)になるのだ。感想の多くが「内野さんの歌はちょっと・・・」といったもので、私は大阪遠征に一抹の不安を感じつつ、日々暮らしてました。まぁ、出発前1週間は、らりほ〜状態で頭にはお花が咲いていたらしいのですが(職場の隣の席の人談)

    【初ミュージカル……にて】
     待ちに待った12月9日、いざ上方へ〜(古っ!) 最初に白状します。内野さんしか見ていませんでした。シシィが上手で歌っていようと、ルドルフが下手から登場してこようと、私の視線の先にはトート閣下だけ♥

    第1幕第1場:「死者と夢見人たちの夜の世界」
    真っ暗な舞台にうごめくトートダンサーたち。いよいよ始まるんだなぁと期待は膨らむ一方。後日、CDを聴いた時は、ルキーニ、フランツ、ゾフィー、ルドルフ等の登場人物が全員出て「序章」的な部分になっているのが理解できましたが、さすがに初めて観る身には(・・?)でした。次に行く時は、もっとちゃんと観てこよう!

    お目当てのトート閣下☆ゴンドラで登場することは知っていましたが、実際にその場面になると、胸はドキドキ、脈拍&血圧は急上昇^^; 私の席の周りも閣下目当てが多いのか、頭が向いている方向がみんな同じ(笑)

    気になっていた歌の方は……悪くないです。マイクのエコーが強かったのと、低音から高音に上がる部分の不安定さは気になりましたけど。

    第4場:「冥界〜エリザベートの部屋」
    2004度版から登場したというLEDスクリーン。引きました……あまりの唐突な登場に、やめてくれ〜〜〜勘弁〜〜〜(泣)。間違えてどこかのライブハウスに来てしまったのか?!と焦りましたよ。

    「愛と死の輪舞」、うっとりでした。一番好きな歌であり、このミュージカルの解釈を悩ませてもくれる厄介な歌。でも、内野トートの妖艶なお声に、私のハートはわしづかみ。強情なシシィは放っておいて私を黄泉の世界に〜〜って感じでした。

    第8場:「ウィーン・アウグスティン教会」
    トート閣下の「最後のダンス」、釘付けでした。歌もさることながら、ダンスが素敵☆しかも、格好いいだけではなく、シシィにフラれてちょいとすねた雰囲気を出しているところがカワイイ^^;この日から閣下の“ストーカー人生”が始まるのね〜と思うと感慨無量?!

    第11場:「私だけに」
    「私だけに」の独唱。さすが一路さん、すごい存在感とオーラを放っていました。エリザベートの強い意志が感じられて圧倒!!こういう強い女性、大好きです。「私が命ゆだねる、それは、私だけに」という生き方、格好いい(*^_^*)

    第17場:「エリザベートの更衣室〜鏡の間」
    「私だけに」三重唱、第1幕の中で一番好きな場面です。階段を下りるシシィを挟んで階段の上にはトート、下にはフランツがいる。でも、私の視線はもちろんトート閣下。白いドレスで階段を下りていくシシィの後ろ姿を見つめながら切ない表情で歌う内野さんにメロメロ♪〜( ̄。 ̄)しかも「お前しか見えない、愛してる」なんて〜〜きゃぁぁ〜〜スミマセン(壊) 幕切れの瞬間、エリザベートの扇がパチンと開いた所で現実に戻され、第1幕終了!

    第2幕第1場:「ブダペストのカテドラルの前」
    このミュージカルで予想外の収穫だったのが、高嶋兄のルキーニ。今まで、ドラマであたりさわりのない優等生役が多いイメージだったのですが、決して客席を飽きさせない狂言回しっぷりに脱帽。こんなに芸達者な人だとは思いませんでした。一度はセンター前列でキッチュの世界を堪能したいかも♪

    第1場:「戴冠式」
    エーヤンのメロディも好きなのですが、短調のメロディーに変わって「今のうちだけ〜〜お前が微笑んでいられるのは、災いの種はお前自らが蒔いたのだ。もう誰にも止められはしないさ(うろ覚えでごめんなさい)」ってトートが歌うシーンも好き。ハプスブルクの興亡は俺が握ってるんだぞ〜って感じで。

    第6場:「エリザベートの体操室」
    これが噂の(?)ドクタートート閣下!司祭姿といい、もしかして閣下の趣味はコスプレ?なんてツッコミを入れたくなりましたが。それにしても、トートって何回シシィに振られてもメゲないなぁ〜とある意味感心。どこかのインタビューで内野さんも「トートって忍耐の人ですよね」っておっしゃってましたけど。

    第12場:「ルドルフの部屋」
    スミマセン…ここでもトート閣下しか見てませんでした。もちろんチビルド君、可愛かったし歌も上手だったし。でも、その後ろで剣先をルド君に向けてみたり、地球儀を弄んでみたりしているトートの方も可愛かったりして(笑)でも、時折見せる冷酷な表情と張りつめた空気に、ゾクッとして。内野さん、やっぱり演技が細かいなぁ。

    第15場:「マイヤーリンク」
    トートダンサーたちが踊り狂い始めて、上半身脱いでいくのに過剰な反応をしてしまったお姉さまです。あのぉ〜〜そこまでしなくても、でもちょっと見たいかも、なんてね(^w^)

    ルドルフに死の接吻を与えるトート、一瞬「おぉ、boy's loveか?」なんてアホなことを考えてしまいましたが、そんなことはありません!死の持つエロスとでもいいますか、妖艶な雰囲気と命の終焉の煌めきのようなものを感じました。内野さんの顎のライン、セクシー♪

    第19場:「悪夢」
    トート閣下の指揮、よかったです。「ミセスシンデレラ」の時の指揮者姿は、失礼ながらちょっといただけないモノがありましたが、今回の指揮者っぷりは支配者の威厳みたいなものが感じられてよかったです。後日CDを聴いて、この場面はフランツとトートが直接対決する緊迫したシーンであることがわかったのですが、そこまで読みとる余裕も能力もありませんでした。次回の課題です…

    第20場:「暗殺」
    やっぱり最後のシシィとトートのキスシーンでしょう。やっと二人が結ばれてトート閣下は満面の笑み…といきたいところなのですが、私には違ってみえたのです。シシィを手に入れて嬉しそうな表情の中に複雑な感情が垣間見られるような気がして、私の心に刺さってくるのです。結局、シシィとトートの関係は何なのか、恋愛関係なの?死と生の表裏一体の関係?その日から悩みの日々が始まったのです……が、何はともあれ、夢の時間を堪能できて最高でした。大阪まで遠征した甲斐がありました。エーヤン、エリザベート!

     カーテンコール、内野さんの投げキッスに私は完全に壊れてしまいました^^;キザなことをする男性って苦手だし大嫌いなのですが、こんなにスマートにできるなんて……最後に舞台袖から顔をちょこんと出しての隠れんぼ姿、カワイイ〜〜〜(*^_^*) 舞台やドラマでは格好いいのに、素に戻った時に見せてくれるお茶目な所がまた良いんですよね♥ あと、私的にツボだったのが、出演者全員が登場したところで、オケボックスに対して拍手を送ってた時の笑顔。トートの衣装&メイクとのギャップで笑えましたが、そこが良いのです!!

    【ミュージカルのその後】
     梅コマから出てきた後、友人と私はまるで女子高生。本当は、生内野さんを見て暴走する恐れのあった私を止める役割も兼ねていたはずの友人。内野さんの声にノックアウトされたらしく、二人とも頭にお花が咲いていました^^;出てくるのは「かっこよかったよね〜」「凄かったよね〜」という言葉と溜息だけ。
     翌日の勤務、かなり怪しかった……らしい(自覚はなかったのですが) 隣の席の人曰く、書類を見てはにやけ、何も映っていないパソコンの画面をじっと見つめながらうっとりしてみたり、話しかけては意味不明な満面の笑顔を向けてみたり………^^; トート閣下の妖艶な顔とキスシーンが頭を離れなかったのですぅぅ〜〜ちなみに、友人の方は、エリザベートの曲がメドレーで頭を回っていたらしい。
     今回『エリザベート』を観たことで、私のミュージカル観は変わりました。歌の上手下手でミュージカルを評価するのは間違いだということに気づいたのです。ミュージカルにおいて歌は演劇の台詞と同じです。特に『エリザベート』のように全編を歌で綴った作品の場合、歌うと同時に豊かな感情表現が求められると思うのです。内野さんの歌と演技で、演劇としてのミュージカルを味わうことができたと思いました。

ページトップへ